PRINTED PAPER

プリント紙5・エピローグ

土産物店の店員が真実とは程遠いことを話しているのをよく耳にする。例えば、機械生産の紙に機械印刷されたプリント紙を、木板を手で彫ってフィレンツェで手漉きした紙に刷った木版画だと言って売っている。版画作家の工房でない限り、市場に流通する手頃なプリント紙は機械印刷だ。製紙は澄んだ水を大量に必要とするため、テムズより水質汚染されたアルノ川の濁水で製紙は不可能だ。トスカーナ州の製紙業は、老舗マニャーニ社の町ペッシャだけだ。版画と機械印刷の違いは一目瞭然ですぐに嘘と分かるはずだが、大半の観光客が鵜呑みにする。後で正確な情報を聞いても、真実を信じない。確かに、一度も芸術品に触れたことのない人には偽物と本物の見分けはつかないし、機械量産品しか見たことがない人には手作業との違いが判らないのは、仕方がない。それでも尚、嘘をついても売ることには賛成できない。常に正確な情報を提供することは、芸術家の使命だと思う。

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ATELIER GIANNINI & KUWATA

http://www.ateliergk.it

https://www.instagram.com/ateliergk_firenze/

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