CEPPO FIORENTINO

チェッポ・フィオレンティーノ

フィレンツェの農村部で発祥。起源は中世まで遡る。農民の間に始まった慣わしで、原型は大木の切り株だった。重要な年中行事で、数か月かけて森で立派なものを吟味し、親戚一同で話し合い、よりすぐりを決定する。イヴの夜、暖炉に入れて点火し、翌朝まで火が灯っていたら、翌年は豊作、健康安全、子孫繁栄、幸運を意味した。

やがて都市部に伝わり、時代と共に形状変化する。3本の棒をピラミッド状に立て、三角形の台がつき、頂点と底点の4カ所に松ぼっくり形の装飾という現在残っている構造になった。リボンや蝋燭で飾られドライフルーツが置かれた。裕福な家庭ではより豪華で、玩具や高級菓子、面積の広い最下段にプレゼピオが置かれた。

19世紀頃までに徐々に忘れられ、北欧伝来のクリスマスツリーが主流になった。20世紀初頭、英国人歴史家が英国雑誌にチェッポに関する記事を書いたことから、当時フィレンツェ在住の英国人コミュニティを中心に一時的に関心が高まるものの、定着しなかった。

チェッポは融合、団結、家族の絆、力、善の象徴であり、フィレンツェ人の生活に欠かせない冬の風物詩だった。今日、チェッポ・フィオレンティーノを知らないフィレンツェ人は多い。アトリエでは今年も伝統を守り12月8日から1月6日までチェッポを飾る。このふたつのキリスト教の祝日に挟まれた期間が、伝統的に正式なクリスマス祭の期間である。貴い伝統文化を見直すきっかけになりたいと願っている。

写真:木彫り芸術のマエストロ、オメロ・ソッフィチ氏の作品。

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ATELIER GIANNINI & KUWATA

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