art conservation

BESPOKE BOXES 2

箱の話2

今年に入り、箱の特別注文が急増した。依頼者は、国内ではフィレンツェ以外の都市でミラノ、パドヴァ、ヴェネツィア、国外では英国、フランス、米国、オーストラリアの顧客でリピーターが多い。遠方からわざわざ時間と送料をかけて注文が来ることに驚く。「地元に箱を作る人はいないのか」と尋ねると「いることはいるが数が少なく、希望通りに作れなかったり、質が良くない。AGK作品の質と耐久年数を考えれば、送料がかかっても注文する価値がある」と有難いお言葉をいただく。

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RECENT WORK

BESPOKE BOXES, 30x30x15cm, 18x40x12,5cm, ordered from U.S.A.

Materials: printed paper by the oldest typographers of Florence,

established in 1901, fabric, brass accessories,

acid-free paper and cardboard produced in Italy.

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BESPOKE BOXES 1

箱の話1

ヴェネツィア出張から一段落し、話題をアトリエに戻す。箱制作の話。製本特有の包み製法を応用した箱制作は、大きく分けて2種類ある。厚紙を芯としたものと、木箱を芯としたもの。内外部を包む素材は、1)紙(プリント紙、マーブル紙、その他装飾紙、色紙、和紙)、2)布(製本用布、その他のファブリック)、3)革(牛革、スエード、豚革、鹿革、山羊革、ヘビ革、ワニ革)を使用する。使用素材によって仕上がりの印象、耐久年数、価格に大きな違いがある。想像以上に難度が高く手間がかかる。土産物店や大半の製本工房では他社に製造を委託したり、制作コスト削減のため機械大量生産している会社が多く、完全手作業で極少数の特別注文をこなす工房は数少ない。

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NEWS

お知らせ

21言語で35ヵ国に発信されている『エポック・タイムス』にアトリエに関する記事が掲載されました。フィレンツェの職人として、世界中の多くの人に知ってもらいたい現実と本音、取材で話してもいつも省略されてしまう内容が、細かく丁寧に書かれています。是非ご覧ください。

https://www.theepochtimes.com/ateliergk-firenze-books-bound-by-tradition_2603853.html

Print archive (D1, D4, D5):

http://printarchive.epochtimes.com/a1/en/edition.php?dir=us/nyc/2018/08/10_The%20Epoch%20Times

Interview, text, photos by Lorraine Ferrier.

Special thanks to: Lorraine Ferrier, Alessandro Bianchi and The Epoch Times, New York.

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NEWS

An article about AGK was published on “THE EPOCH TIMES”.

https://www.theepochtimes.com/ateliergk-firenze-books-bound-by-tradition_2603853.html

Print archive (D1, D4, D5):

http://printarchive.epochtimes.com/a1/en/edition.php?dir=us/nyc/2018/08/10_The%20Epoch%20Times

Interview, text, photos by Lorraine Ferrier.

Special thanks to: Lorraine Ferrier, Alessandro Bianchi and The Epoch Times, New York.

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RECENT WORK

書籍修復の補足4・修復記録

修復で必ずすることに、修復記録がある。記録は、書面での報告と画像による作業記録を依頼者に提出する。修復や製本では、完成品の外から見えない作業が多いため、見積もりに含まれている全工程が確実に行われたことを依頼者が確認できるように、更に、将来再度修復が必要になる時に、次世代の修復家が適切な処置と材料を選びやすいように、また過去の修復技術の研究に役立つように、という配慮からである。時間のかかる作業だが、「AGKは他ではない行き届いたサービスをしている」「AGKなら安心して大切な品物を任せられる」「次回もAGKで」と言ってもらえるように、根気強く続けている。

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RECENT WORK

BOOK CONSERVATION AND RESTORATION

“36 PROGETTI DI VILLE DI ARCHITETTI ITALIANI – a cura dell’Esposizione Triennale

Internazionale delle Arti Decorative Industriali Moderne alla Villa Reale di Monza”,

Casa Editrice d’Arte Bestetti e Tumminelli, Milano – Roma, 1930. Private collection.

After treatment.

書籍修復・修復後。

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RECENT WORK

書籍修復の補足3・手染め和紙

より質の高い仕上がりを追求して行っている工夫として、自分で手染めした和紙を使用している。本の表紙や箱類は、生成りの和紙ではなく、作品より若干淡い色に染めた和紙で修復することで、飛躍的に早く正確な補彩が可能になる。既製品はないので、自分で作る。その都度多目に染めて残りは保管し、色が合えば他の作品にも活用し、合う色調がストックになければ新たに染める。思い通りの色を出すのに昔は1時間以上かかったが、今は15分程度でできるようになった。

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