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AMARANTO

アマラント

アトリエのシンボル・カラーに「アマラント」という深い濃紅色を選んだのには、単に私たちが好きな色というだけでなく、明確な理由がある。アマラントの語源は、ギリシア語で「不朽」「不変」を意味する「アマラントス」。自然界にも深紅の花を咲かせる同名の常緑植物が存在し、常緑であることからギリシア神話で「不死」「永遠」のシンボルとされる。「伝統を守りつつ、自分たちのアイデンティティを反映した新しいスタイルを開拓し、後世に受け継がれる質の高い芸術作品を残す」という私たちの信念に一致し、そのメッセージがこめられている。

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LE ROUGE ET LE NOIR

赤と黒

スタンダールの小説では、赤が軍服、血、激情、黒が僧服、死、苦悩の象徴だったと記憶する。話が飛躍するが、日本でアトリエの作品を扱っていただいている会社の方との意見交換で、赤と黒の組み合わせの革小物の人気が高い、欧州の貴族的イメージと高級感があるからかも知れない、という話があった。日本人は青、紺、藍色が好きな人が多いと思っていたので意外だった。赤と黒は、モンブランやカルティエなど欧州を彷彿しながら、漆器の色でもあり、日本の冠婚葬祭と切り離せない伝統色であるため、日本でも好まれるのかも知れない。アトリエのシンボル・カラーも「アマラント」という濃紅色である。

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NEWS

ATELIERGK FIRENZE on ARTEMEST

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Contact us for further information about our collection.

Special thanks to OMA Firenze and ARTEMEST Milano.

イタリア全国から職人作品を集めたミラノのARTEMESTにアトリエGKが加わりました。

コレクションに関する詳しい情報は、アトリエにお問い合わせください。

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RECENT OBSERVATION BIS

専門分野が異なっても意気投合する芸術家に時々出会う。後世に残る美しい作品を創る、丁寧な良い仕事をする、という基本精神で繋がっているからだろう。ファッション業界で活動するデザイナーは、有名ブランドのデザインをして経済基礎を固め、その資金で自分のコレクションを展開している人が多く、よって彼ら自身も職人であり、ミクロ企業の苦労を知っている、だから話が合う。現在仕事をしている海外のデザイナーもその一人だ。彼曰く、資本主義社会における大企業の極度の利潤追求や非人道的な労働力搾取に疑問を抱いている若い世代の中小企業経営者は多い。新しい動きとして、高い技術をもつ伝統芸術の職人と共同でヘリテイジ・コレクションの試みも増えている。今回の仕事は箱制作だが、将来的に、宝石・金・革を使用したコラボレーション構想が浮上した。実現してもしなくても、価値観を共有できる同世代の芸術家、良識あるビジネスマナーをわきまえた若い企業家に出合うと、ほっとする。

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RECENT OBSERVATION

現在、海外のデザイナーの依頼で、箱を数百個制作している。パッケージ用の箱とは言え、凝った構造で、パーツ裁断から名前箔押しまで完全手作業で行うため、決して安価ではない。彼らの主要輸出国である米国でイタリア製の付加価値は高く、生産をポルトガルからイタリアに移したそうだ。ポルトガル製の箱を見せてもらった折、業者価格を聞いて驚いた。イタリアで求められる価格より何倍も高いのだ。いかなる職人技も、ポルトガルでは正当に評価され、それに応じた報酬が与えられることを知った。イタリアでは夢のような話だ。今まで伊国内企業から箱の制作依頼は数多くあったが、極度の利潤追求による低価格要請と、下請け企業の過酷な労働条件が大前提で話が始まるので、話にならなかった。完全手作業でごく少量制作する特注品に対し、材料費も出ないような、機械大量生産以下の低価格を要求される。イタリアは、芸術と職人の国というイメージを世界にアピールしているわりに、ファッションと食品業界だけが重視され、その他の分野の高い職人技は軽視、酷使されている。大企業による小・ミクロ企業の労働力搾取と、ネームヴァリューに弱い消費者の無知とが相まって、本物の職人が激減し続けているイタリアの厳しい現状と矛盾を、海外の人々に知ってもらいたい。

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AGK’S PHILOSOPHY

私たちが繰り返し言いたい(書きたい)ことがある。「オーダーメイドは服や靴に限らず、全職人仕事に共通し、製本、インテリアオブジェ、修復にもオーダーメイドがある。いかなる分野においても、上質の仕事にはそれ相応の価格が伴う。製本は、産業革命前まで何世紀もの間、オーダーメイドが常識で、ごく限られた富裕インテリ層に許された贅沢だった。産業革命後、より幅広い階級への知識普及に反比例して伝統製本は衰退し、本来の伝統製本のあり方が忘れられてしまった。本の歴史を勉強すると、本には、文字、製紙、紙装飾、版画、印刷、出版、文学、美術、宗教、政治など、人類の歴史の大部分の要素が凝縮されていることに気が付く。私たちは、人類の貴い文化遺産である製本技術を次世紀へ継承するために、この職業を選び、日々研鑽を続け、困難に直面しても情熱を持って続けている。」簡単に作れるもの、簡単に理解されるもの、観光向けのカワイイものを作りたいとは思わない。後世に残る美しいものを作ること、質の高い仕事をすること、それが本物の芸術家としての使命だと思う。例え万人受けしなくても、この基本精神を守りたい。

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NEW YEAR

新年あけましておめでとうございます。
イタリアは不況が続き、昨年はアトリエにとって試練の年となりましたが、同時にこの仕事を通して、各分野で活躍し輝いている方々との出会いに多く恵まれました。そのような機会に恵まれることを幸運に思います。国籍、年齢、職業を超えて意見交換をする中で、良い刺激を沢山受け、厳しい芸術の世界で活動を続ける原動力となっています。今年も貴重な出会いを大切に、技術面、精神面共に、自己を磨いていきたいと思います。皆様の一層の活躍と健康をフィレンツェにて心よりお祈り致します。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2017年元旦 ラポ・ジャンニーニ 桑田宝子

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ATELIER GIANNINI & KUWATA

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